難病SLEで薬代に悩む!ジェネリック医薬品に替えてみたその感想は?

SLE闘病記

全身性エリテマトーデス(SLE)という難病を30代前半で発症しました。

この病気の治療で入院生活も経験しましたし、色々な薬の副作用も経験しました。

発症して感じた体の変化や、医師とのやり取り、入院生活など経験したことや感じたこと書いてみました。

このブログに書き込んでいる私は、薬を多く(9錠)飲むこと以外は、健康な人と変わらない生活を送れていると思います。

少し年月が経ったので冷静に振り返ることもできていると思いますし、書けることも増えてしまいました。必ずしもいいことばかりではありませんが、このブログが少しでもお役に立てれば幸いです。

ジェネリック医薬品って何モノ?

健康保険組合より、ジェネリック医薬品のお知らせが届きました。「ジェネリック医薬品にすると、これくらい安くなりますよ」いうお知らせが、家族3人それぞれに届きました。

 

夫とジュニアはジェネリック医薬品に替えても、差額は少なかったですが、私の場合は処方される薬が多い分差額も大きかったです。処方される薬の種類や数量、日数が多いのでその分差額が大きいのです。

 

テレビのCMでは見かけますが、いまいちよく分かっていないので「ジャネリック」について調べてみました。

 

「ジェネリック」は一般的なという意味で、一般的に広く使用され、効能や安全性が確立された医薬品のことを意味します。

 

国家予算の中年々増え続ける中、ジェネリック医薬品は医薬費削減の効果が期待されており、国も使用を推進しているお薬です。ジェネリック医薬品の元になったお薬は、開発した企業により特許が取られています。特許の期間は20年で、特許の期間が終了した医薬品を他のメーカーが製造販売するのが、ジェネリック医薬品です。

 

新薬の開発には10~15年ほどかかり、数百億円以上費用がかかりますが、ジェネリック医薬品はすでに安全性・有効性が確認された有効成分を使用しているため、約3年で開発可能です。そのため、新薬に比べて少ない費用で開発することができるのです。

 

また新薬は医療関係者にそのお薬の使用方法や安全性の情報伝達や収集に費用がかかります。ジェネリック医薬品では、そうした費用も最小限度に抑えることができるので、価格も抑えることができるということのようです。

 

ジェネリック医薬品のメリットは価格が安い!です。

《私の場合》

タケプロンCD錠15

薬価 71.0

数量・単位 42錠

現状支払額 ¥895

 

これをジェネリック医薬品に切り替えると

 

ランソプラゾール15mg

薬価 26.4

数量・単価 42錠

切替後支払額 ¥333

削減可能額 ¥562

 

すべての薬にジェネリック医薬品があるわけではないようですが、私の場合、上記の薬だけではなくあと3種類ジェネリック医薬品に替えると、最大で2,000円以上安くなると書いてありました。

 

日本のジェネリック医薬品の承認基準は、他の国と比べて圧倒的に厳しいものとなっているようです。その厳しい基準をクリアしたジェネリック医薬品は、かなり信頼のおけるものであることは確かなようです。

 

いいことばっかりのようですが、デメリットは何なのかというと、「薬が効きすぎる」または「効果が出いくい」、「副作用の出かたに違いがでる」ということがあります。

 

ジェネリック医薬品を製造販売するには、元の薬の特許のうち「物質特許」と「用途特許」の2つの特許期間が満了していなければなりません。

 

満了すれば、ジェネリック医薬品は先発薬品と「主成分」が同じにすることができます。この特許が切れたあとも他の特許の期間が残っている場合が多々あります。このため、薬のコーティング部分に使われる添加物などを先発薬品と同じにすることができませんし、錠剤・カプセル・粉末などといった薬の剤形も同じにすることはできません。

 

例えば飲み薬の場合、同じ主成分が同じ量だけ入っていても、上記の条件が加わることにより、薬が吸収される速度や、有効成分が分解される状態が異なり、薬の作用が大きく変わってしまう可能性があります。

 

「薬が効きすぎる」または「効果が出いくい」、「副作用の出かたに違いがでる」などの差が生じたりします。

 

ジェネリック医薬品は有効性の試験において、「先発薬品に比べて統計学的に見て差がない」ということで、先発薬品と効果が同じだと謳っていますが、統計学的には±15%の範囲を「差がない」としていて、「有効性が完全に同じ」というには、少し疑問が残ります。

 

ジェネリックを辞めることもできるので、試してみるのも価値があると思います。

 

 

ジェネリック医薬品にできるもの、できないもの

処方箋の「変更不可」欄に「✓」や「×」がついていない場合は、ジェネリック医薬品へ変更することができます。「✓」や「×」がついている場合は変更することができません。

 

医師から薬を処方されるときに、「ジェネリックにできますか?」と聞いてみましょう。

 

ジェネリックにできるかどうかが分かります。薬局で「ジェネリックでお願いします」と伝えることで、ジェネリック医薬品を選ぶことができます。ジェネリック医薬品が合わないという人もいるようです。「薬局で勧められたから」、「値段がやすいから」というだけで、ジェネリック医薬品を選ぶのはキケンな気がします。リスクが伴うことも忘れてはいけません。情報を収集して、より自分に合う薬を見つけたいですね。

 

市販薬は大丈夫?

ステロイドを飲んでいるからというのも一因かも知れませんが、のどが弱いのも手伝ってかのどから風邪をひきます。薬は耳鼻科で処方されたものを飲むようにしています。

 

ですが、なかなか治らなかったりして薬が底をつくと、市販薬に頼ることもあります。

 

咳が出ててくると、なかなか治りません。妹から勧められた飲み薬がよく効くので、咳が出でると薬局で購入して飲んでいました。最近になって「この薬に錠剤が出たんだよ!」「錠剤で飲みやすいよ」と妹から聞いたので、調べてみることにしました。

 

ネットで調べても高評価で、効果が同じなら錠剤の方が飲みやすいと思い薬局へ行ってみました。すぐに見つけることができて、箱の説明文を読んでいると、「血栓を作りやすくなることがあります」と書いてあります。

 

やば!

 

血栓を作らせないための薬を飲んでいるのに、血栓を作りやすくする薬を飲むのはマズくない?

 

そこで薬剤師さんに聞いてみました。「血をサラサラにする薬を飲んでいますが、この薬を飲んでも大丈夫ですか?」薬剤師さんは眉下をㇵの字にしながら、「そういうことでしたら、止めておいた方がいいと思います」「血栓を作りやすくしてしまうので」と答えてくれました。

 

ドラッグストアで薬を買う習慣がなかったので、あまり考えたことがなかったのですが、こういうことにも気を付けないとダメなんですね。

 

ちょっと勉強になりました。

 

 

思い返してみて

私はすべての薬をジェネリック医薬品にしています。薬の値段は安くなりましたが、新たな薬が処方されたのですが、その薬にジェネリックがなくて、薬の値段が高いので、以前よりも薬代の値段は高くなってしまいました。安くて嬉しかった時間は短かったですが、心配していた薬の効きなどにも変化はないようなので、このまましばらく続けていくつもりです。

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