【経験談】SLEでボナロンを休薬なしで親知らずを抜歯!

SLE闘病記

全身性エリテマトーデス(SLE)という難病を30代前半で発症しました。

この病気の治療で入院生活も経験しましたし、色々な薬の副作用も経験しました。

発症して感じた体の変化や、医師とのやり取り、入院生活など経験したことや感じたこと書いてみました。

このブログに書き込んでいる私は、薬を多く(9錠)飲むこと以外は、健康な人と変わらない生活を送れていると思います。

少し年月が経ったので冷静に振り返ることもできていると思いますし、書けることも増えてしまいました。必ずしもいいことばかりではありませんが、このブログが少しでもお役に立てれば幸いです。

この記事では、ボナロンを服用しながら親知らずを抜歯した経験を書いています。

 

ボナロンを飲んでいると抜歯できない?

ステロイドは骨を弱くしてしまうので、骨粗しょう症になりやすくなるため、その対策としてボナロンというお薬を処方されます。

骨を丈夫にするお薬です。

私は説明してもらった覚えがないのですが、ボナロンというお薬は気を付けなければならないことがあります。

歯の抜歯です。

 

抜歯後に顎骨壊死を発症することがあります。

 

これを予防するために抜歯前に3ヵ月間ボナロンを休薬し、抜歯後も2ヵ月間は休薬することが推奨されているようです。

このため、主治医に抜歯の許可休薬の許可をもらってから、歯医者で抜歯となるようなんです。←聞いたかな?

どんなことになるのか怖いんですが…。

 

ということのようでしたが、抜歯前の医師の説明では、虫歯などを放置していてもボナロンを飲み続けていると顎骨壊死になることもあるというのです。

医師の説明では、ポイントは細菌のようです。

 

細菌に感染して顎骨壊死を発症するため、抜歯前から口腔内をキレイにしておいて、抜歯後もキレイな状態を保つことが予防につながります。

ボナロンを服用する前に歯の治療をすませましょう」ということのようです。

けれどもです!

 

ケアしているつもりでも、虫歯にもなるし、歯周病にもなってしまうんです!

もしもなってしまったら、主治医と歯科医に相談して処置をしてもらいましょう。

歯の治療行為は大丈夫のようなので、しっかり口腔ケアもしていきましょう。

しっかりとケアしていけば大丈夫なので安心して下さいね。

ボナロンを飲みながら虫歯を治療していたこともありましたが、治療もしてもらってなんともなかったので、定期健診などで虫歯を放置しないようにしましょう。

 

心配な時は、歯科医に相談してみて下さい。

 

 

休薬なしで抜歯しました

2019年3月にボナロンを休薬なしで抜歯をしました

親知らずが虫歯になっていたので、上の左右の奥歯を抜きました。

一般歯科での抜歯をと考えていたのですが、「主治医の先生に了解をもらって欲しい」と言われたので、通院時にそのことを伝えると「ウチの病院なら服用してても抜くよ」「紹介状書こうか?」と言われたので、書いてもらうことにしました。

一般歯科の先生は休薬なしでの抜歯は考えていないようだったので、大学病院での抜歯を決断しました。

何かあっても同じ病院なら連携しやすそうだなと思ったのも理由としてあります。

通っていた大学病院の歯科では「ボナロンの服用と顎骨壊死について研究が進んでいて、ボナロンを休止せずに抜歯しています」「(私はボナロンを10年近く服用していて)、顎骨壊死のリスクは高まる傾向がある」など、説明を受けました。

 

もちろん怖さはありましたが、虫歯を放置することもできませんし、説明を受けて大丈夫な気がしたので、抜歯を決心しました。

 

なんですが、SLEを発症してから血をサラサラにする薬を飲んでいる(血が止まらなくなったら困る)ので、念のために一泊だけ入院して抜歯をしました。

 

結果は良好です!

 

抜歯後は消毒などで3回ほど通院しましたが、大学病院での処置は終了になり、いつも通っていた歯科で、他の虫歯のチェックをしてもらいました。

 

 

顎骨壊死とは

顎(あご)の骨が壊死する病気なのですが、症状が出るのは顎だけではありません。

 

初期症状には歯茎が腫れる・歯がぐらぐらする・口内炎がなかなか治らないといった口内の症状や倦怠感・発熱等の全身症状が見られることがあります。

 

発症する原因は解明されておらず未だ詳細は不明のままですが、抜歯やインプラント、歯周外科治療などの顎骨に対して刺激が加わるような治療を行うと引き起こされやすいことが分かっています。

 

骨粗しょう症の治療でボナロンなどを服用している人の1000人中1~3人の人に顎骨壊死が生じたと報告されています。

 

一般の歯科治療(歯石除去、虫歯治療、義歯作製など)で顎骨壊死が生じることは少ないですが、自然発症するケースもまれにあるようです。

 

一旦発症するときわめて難治で、有効な治療法は確立されていません。

 

口腔内が不衛生な状態だと生じるリスクが上がると考えられています。

 

そのため、骨粗鬆症治療薬の投与を受けている患者さんは定期的に歯科を受診し、歯茎の状態のチェック・歯磨きチェック・歯石の除去処置などを受ける事が大切です。

 

 

サプリメントは飲んだ方がいい?

私は発症間もないころに、親戚の人にサプリメントをプレゼントされたことがあるのですが、主治医に相談したところ、「僕はおススメしません」と言われ、それ以来サプリメントを飲まないことにしています。

 

主治医の言葉もありますが、他にも理由があって、一年に1~2回ほどですが検査結果で肝臓の数値が動くことがあるんです。その度に聞かれるのが「何かサプリメントとか飲んでる?」です。

 

体調がよければ問題ないのですが、何かしら数値が動いたりすると、何が悪かったのか検証しなければなりません。

 

もしサプリメントなんかで「これは絶対に飲んだ方がよさそう!」と思ったら、主治医に相談してみて下さい。

 

主治医の先生の考え方にもよるのかも知れませんので、確認してみて下さい。

 

思い返してみて

ボナロンの事は目からウロコで、服用しながら抜歯できるとは思ってませんでした。ただどこでもできる訳ではなさそうなので、通っている歯科・口腔外科での確認が必要です。

私がネットで検索すると「ボナロンは休止しなければならない」という記事しか見つけることができなかったので、この記事が役に立てればうれしいです。

もし私と同じようなお悩みをお持ちの方がいましたら、私でよければお話聞ききますので、気軽にコメントして下さいね。

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